イギリスにはホースチェストナッツツリーという木があちらこちらに自生しています。
チェストナッツという名前が付いていますが、栗ではなく種類的には栃の木になるそう。
かなり大型の落葉樹のその木は近所にもたくさんあるのですが、秋になると実がコツーンと音を立てて地面に落ちて来たりして、季節の移ろいを感じさせてくれます。
そして夫は、その栗の実に似たものを叩きつけてカチーンという音を出して昔は遊んだのだとこの季節になると懐かしそうに必ずリピート。
今の子はこれで遊ばないのか。と、これも毎年のように型にはまった会話をしていると、こんな可愛いものを発見しました。
誰かがチェストナッツツリーの実にマッチ棒の軸のようなものを挿して、うちのフェンスにちょこんと置いて行ってくれたようです。
素敵な贈りものにキュッとしました。
※フェンスが苔むしてるのは夫いわく「個性」だそうで、うちではあえて放置です
そんなことを考えながら買い物に行ったのですが、ほぼ毎日、この街のありとあらゆるスーパーやお店を回ります。
しかも朝、昼、午後と家の片ずけや段取りしだいでいろんな時間帯に行くので「いつ、どこに行ってもいる!」と友だちにかなり驚かれます。
家で仕事をすることの多い夫の昼食はいつも簡単なサンドイッチが多いけれど、昼にはぜいたくを言わない彼にせめてパンぐらいは新しいものを用意したいのと、わたしの仕事がら、お客さまにどこにでもあるチェーンスーパーで買える日本の食材も教えてあげたい。そんな理由もありますが、まあ、基本は自分が好きなんですよね。
そしてこの日もあるスーパーでアズキ豆を買おうと思ったのですが、いちばん上の棚でわたしにはどうしても手が届かない。
近くにいた女性の店員さんに頼んだのですが、その人もギリギリ届かず。と、その時、背後から「どうやらわたしの出番のようね」と明るい女性の声がしました。
振り返ってみると、おそらく60代半ばと思われるその人はスラリと細身で背が高く、ヒールの高さを足すと175cmはあったように思います。
すーっとした優雅な雰囲気はまるで鶴のよう。いや、服装の豪華さからしたらクジャクの方がぴったりかもしれない。
わたしと店員さんがピョンピョン跳ねても届かなかったアズキをその美しく華麗なクジャク夫人はいとも簡単に取って下さった。
こういう場合は店員さんが見当たらなくても背の高い男性が通りかかるとお願いすることも多く、そして皆さん笑顔で気軽に引き受けてくださる。
でも、この女性に対しては豪華さに圧倒され、なんだか恐れ多くて声をかけれなかっただろうなと思いながら、お礼を言いました。
私小ちゃいので、洋服屋さんとかだとお店で手持ち無沙汰にしている奥さんについてきたダンナさんみたいな人にドンドン声かけてとってもらいます。それをみた駐妻の友達は大ウケしてましたけど、結構普通ですよね( ̄▽ ̄)
イクコさん、いつか機会があったらお料理を習いに行きたいです!日本人なのに巻き寿司巻けないのでたまぁに聞かれたりするとちょっと肩身がせまいのです(@ ̄ρ ̄@)
ひろこさん 小柄なんですね。可愛い^^
服屋さんだとじゃんじゃんお願いできますよね。イギリスあるあるかな。
そういえばわたしも巻き寿司って日本にいた時は買ってきて簡単なお昼ご飯にしてたぐらいで、家では巻き寿司を巻いたのはあまりないかな…。
日本人=寿司(イギリスでは特に巻き寿司)って思われますもん( ´ ▽ ` )
棚の前でピョンピョンやってたら、店員さんが「取ってあげる」と助けてくれました。
彼女は私より小さい人だったけれど、「マジックハンド」みたいなのを携帯してました。
ここは高齢者が多い地域なので、私は逆に「棚の一番下の物」を取って、と頼まれることが多いです。
(腰が痛かったり・車いすだったりして低いところの物を取るのが難しいみたいです。)
ホースチェストナット、本当に栗みたいですよね。
嬉しくていくつか拾って持って帰ったら、夫に「食べられないよ」と笑われたことがあります。
しばらく飾って楽しみました。
ホースチェストナッツはまるで柴栗みたいですよね。
わたしも食べれないと知った時はショックでした( ;∀;)
マジックハンドを携帯してるんですか。
気の利いたサービスですよね!