このケーキはほとんどのティールームやカフェに置いてある、定番中の定番お菓子。焼き型も丸型、パウンド型、角型など好きに作れるところもこのケーキの幅の広さを感じます。材料も加えて混ぜていくだけなのでじつに簡単なもの。
ドリズルって聞きなれない単語ですが、英語で書くと「Drizzle」で、霧雨とか降りかけるなどという意味。焼きあがってからレモンを振りかけるという、まさしく名前のままです。このドリズル部分がシャリリとしてくせになる感じ。
材料に書いてあるレモンの皮ですが、無農薬やワックス無しが手に入らなければわざわざ入れなくてもいいと思います。レモンは大すきなのですが、皮を食べるのは子どもの頃から苦手なので、自分のために作るときは入れません。
レモン汁の量にやや幅を持たせていますが、生地にヨーグルトも加えているので半量でも口当たり軽くさわやかです。たっぷり絞ってシャープにするも暑い季節はおいしい。
イギリスのレモンドリズルケーキレシピをお試しください。
レモンドリズルケーキ
Lemon drizzle cake
15cm〜18cm丸型やパウンド型1本分の量
※15cm型の場合は型のふちのシートを念のため高めにしておく。
【材料】
- 無塩バター…120グラム
- 薄力粉…120グラム
- グラニュー糖…120グラム
- たまご…2個
- ベーキングパウダー…小さじ1.5
- 塩…ひとつまみ
- レモン汁…1/2~1個分
- レモンの皮のすりおろし…1/2〜1個分
- 無糖ヨーグルト…60グラム
【仕上げ用レモンシロップ】
- レモン汁…1/2~1個分
- グラニュー糖…50グラム
【つくり方】
1.準備
オーブンを160度に予熱。型にシートを敷いておく。バターは室温、できればたまごも室温がいいですが、そこはあまり気にしなくても問題ありません。薄力粉、ベーキングパウダー、塩をあわせて一度ふるっておく。
2.混ぜる
ボールにバターとグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーで1分ぐらい混ぜる。軽い感じになってきたらたまごをひとつづつ加え、そのたびによく混ぜる。(ここまで所要時間は合計で約2,3分)。その中へ振るっておいた薄力粉、ベーキングパウダーと塩を加えてヘラなどを使ってさっくりと混ぜたところへレモン汁、レモンの皮の摩り下ろしとヨーグルトも加え混ぜ、型の中へ。
3.焼く
表面をならして160度に熱していおいたオーブンで35分~40分。もしくは串をさしてなにもついてこなければ焼き上がり。
4.仕上げ
焼き上がったらまだ温かいうちに楊枝などを使って表面にいくつか穴をあける。そしてその上から、レモン汁とグラニュー糖を混ぜた仕上げ用レモンシロップをまんべんなく染み込ませるようにかけ、型に入れたまま冷ます。冷めてから型から抜いてください。焼いた当日よりも、翌日以降のほうが味がなじんでおいしいです。
※涼しい場所で2、3日。冷蔵庫なら約1週間保存可能。