今できること

3月26日イギリス時間の夜8時に、Clap for Carersと言ってNHSの医療と介護関係者をたたえるために、数分間、みんなで玄関先や家々の距離が近いような立地ではベランダや窓越しに感謝と敬意の拍手を送りましょうというのが行われました。

このNHSというのは National Health Service(国民保健サービス)というイギリス国営医療サービスの略なのですが、これのおかげでイギリスに住むわたしも無料で医療が受けられることになっています。

無料と言っても薬代として今の日本円に換算すれば1200円ぐらいの一定金額を支払いますが、生活保護者、年金受給者そして60歳以上の人は免除。そして以前わたしもなにだったか忘れましたが診察を受け、薬を処方されたのですが、その処方箋を見たスタッフが「この薬だとここで一定金額を払うより、街の薬局でまったく同じものが売ってるからそれを買うとはるかに安いよ」と教えてくれたり。

このNHSというのがイギリス国民のよりどころなんだけど、ただですら税金で運営されているNHSは資金不足気味だったり、予約から診療まで時間がかかる場合も多いのに、ここでコロナウィルスを拡散させてしまってはそのNHSにさらに負担がかかるし、医師や看護師さんの健康や命を危険にさらす事になりかねない。なので「国民がNHS従事者に感謝をして心をひとつにしましょう」というための午後8時でした。

うちでは並びと向かい筋合わせて3名のお医者さんが住んでいらっしゃる。なのでその時間にはみんな、そのお医者さんたちの家に向かって、長い拍手や口笛をおくりました。

イギリスでは現在、すでに引退した医師や看護師さんたちも職場復帰したり、医学生たちも活躍しているんだけれど、専門の知識がなくとも役に立てることはあるようです。今週に入ってから政府は支援ボランティア募集したのですが、その発表から24時間で、50万人もの応募があり今も増え続けているそうで、その出来ることの例として、休む間もなく病院で働き疲れ果てているひとり住まいの看護師さんなどの代わりに買い物に行ったり、職場の病院まで送迎したり。そしてコロナウィルスではない高齢の患者さんの自宅にお薬を届けたりなど。

ボリス首相もClap for Carersの夜に首相官邸前で拍手をしているニュースを見たんだけど、翌日にはコロナウィルス感染と発表されました。

コロナウィルスがイギリスでも猛威を振るうようになってから、毎日、夕方の5時には首相の会見があり(日本で言うNHKの夜7時のニュースのような感じだと思う)、今の最新状況や政府の方針や今回の外出禁止令などの発表があったのですが、日に日にやつれ、目の下のクマがひどくなっていた事はテレビの画面越しにはっきりと分かっていたので「やっぱり」という感じ。軽症だと言う事ですが、首相のみならず、みなさん軽症で済みますように。

※数日前、娘とラインしていたら、彼女の友だちが「メメは大丈夫??」と気にしてくれていたと聞きました(メメと言うのはわたしのことで、娘の学生時代の友人はわたしのことをそう呼ぶ)。それに前回の記事でもイギリスを心配していただいていたコメントもいただいたりして、とてもありがたく思いました。なのでろくなニュースがない時期でも悲観しないで書いていこうと思います。

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